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2008年1月12日 (土)

山の愉しみ方について

「愉しみ」とタイトルをつけましたが、たまたま変換されたわけではありません。愉快 愉悦。いちおう調べると「心が喜んで楽しい」ということのようです。んん、 僕は冒険「心」・好奇「心」の満足と理解することにしました。

*山歩きの魅力を考える
 そう。山歩きは健康のためのみならず、冒険「心」・好奇「心」を得られることが、面白いと感じる最大のポイントなのではないでしょうか。ジムで健康のためとベルトの上で汗を流す人が、なにか物足りなさを覚えるとしたらその辺りだと思います。山の世界で、ハードな山登りを目指すアルパイン派は一握りです。登頂・山歩きの到達感もさるものながら、たいていの山の愛好家は花々などの自然、仲間との交流、人々との出会い、周りの眺め・匂い・思い出など、五感で感じる魅力を楽しんでいらっしゃるのだと思います。皆さんも自分にとって山歩きの魅力ってなんだろうとあらためて考えてみてはいかがでしょうか。 

*山登りの「起承転結」
 ついでにもうちょっと「膨らまし粉」を。あの山・あそこに行きたい、からその下調べ・準備までを「起」「承」、実際の山歩きが「転」として、帰宅してから「ああ良かったなあ」と後片付け・写真の整理などの「結」と、山歩きを起承転結で楽しめるのではないでしょうか。どこの山に行くか。何時行くか。誰と行くか。そこで何をするか(鍋・絵描き・演奏・交流)。どう歩くか。いかようにも「ストーリー」を演出できそうですね。一つお勧めしたいのが、少し日帰りの山歩きに慣れたら、ぜひ山小屋宿泊などで山中で一夜を過ごして欲しいと思います。早朝の空気ののすばらしさ、夜の静けさ、夕日のドラマティックさ、などなどきっと忘れられない体験になります。雪山だって寒さに負けず、必要装備を身につけていったん歩き出せばウキウキしますよ。 

*楽しむための心がけ
 ただ、忘れてはならないのが「危険」についての認識です。街中のようにすぐに助けを呼べるわけではありませんし、遊園地のアトラクションのように誰の責任することもできません。悪天の日に他の人たちが歩き出したといっても、自分が歩くことのリスクが軽減されるわけでもありません。山歩きは自己責任なのです。日ごろのトレーニング・直前の体調管理などコンディショニングも怠りなく!~安全のための「山登り十ケ条」というのを心に留めていますのでご紹介します。:山頂にを目指すより・・・(山歩きそのものを楽しみましょう)。競争せずのんびり(できれば空いている平日がいいですねえ)。時間・体力に余裕を。体力過信せず(=1/3の原則)。体調管理。早立ち・早着き。大人数でなく少人数で。基本装備をしっかり。過剰装備せず。油断せず(=まさか)。

*山歩きの機会作り
 山歩きにいくとしたら、単独行、友人・仲間で行くことのほか、山の会・同好会・ツアー・クラブなどで行くことが機会になりますでしょうか。単独行は魅力的で一人で自然に向かったときに得られる教訓ははかりしれなく大きいです。ただ、だいぶ経験をつまれてからのほうがいいと思います。いろいろなパターンを楽しんでみてください。ただ、私が考える、山歩きの愉しむための優先順位は「仲間・リーダーに恵まれること!」 これでまちがいない、です。山歩きに必要な知識を得、大切な経験を追体験させてもらい、なおかつ楽しく、また行きたくなる、思い出を話し合える。ぜひ、そうしたパートナーたちを見つけて大事にしてください!!

@人それぞれの楽しみ  
 最後に私が実践、あるいは見聞きした他人様の楽しみ方について累々とご紹介します。ご自分なりの新しい・オリジナルな楽しみ方・スタイルを考えたり、披露したり、増やしたり・・・ ご自分で、仲間で・・・ 楽しいではありませんか。あまり過ぎた自慢は禁物ですが。

① スポーツを楽しむ:いわゆる山岳という分野 登頂 初ルート マラソン スキー 沢登り 岩登りなどなど
② 達成感を楽しむ:各種100名山 300名山 なんとかトレイル制覇 全国一等三角点巡り どこどこ横断・縦断 破線コース踏破 ~でも、数やタイムを競うのは社会の競争の延長のようでいまいちに思うんでありますが・・・
③ 自然の諸象を楽しむ:四季折々の緑 紅葉 天候 静けさ 匂い 雨に打たれる 風に吹かれる 冬ポカポカ陽に照らされる 雷の轟きにびびらされる 名水を飲む 夏の暑いときに雪渓で遊ぶ 山を降りて海に飛び込む
④ 自然観察を楽しむ 風景 景色・展望 季節の花々 高山植物 何年に一度咲き乱れる花 珍しい花を目撃する 山菜 きのこ取り 探鳥 動物 火山 圏谷などのめずらしい地形 大木 岩石 火山 星空 月 夕焼け 日没・日の出の観賞 年に一度富士山頂から出る日の出をも見る ラッキーなことに、日本の山は島国で、南北に長く、有数の多雨・多雪地帯を抱え、火山あり、と世界でもまれなほど多様な自然に恵まれています。
⑤ 歴史:文化を楽しむ 旧街道・古道を歩く。 巡礼する。歴史の山100選というのもあるそうです。~ 歴史の片りんは辺境=山にたくさん残っています!私は修験栄えしころの痕跡に会うのが好きです。 ところで、これまでの登山文化、支えていただいている先人には敬意をはらいたいものです。
⑥ 旅行を楽しむ:温泉 山奥の秘湯に入る 屋久島縄文杉見たい  北海道の山のワイルドさがいい 九州で温泉と山三昧にひたりたい お疲れビール その土地ならではの美味しいものを食べたい 朝の一杯のコーヒーがいい 山国の蕎麦が好き 思い出作り 写真・アルバム 絵日記 バッジ・ワッペン・ テナント収集 ・・・
⑦ 何をする?(自然の懐に入って働きかける=交流するという意味で面白いと思います) :写真撮影 写生 詩 俳句 作曲 ~自然と長く向き合うのが魅力的に思えます。駆け足で駆け抜けても後で印象に残らないことが多いのです。山日記 読書 中原中也を読む 唄う 演奏する 釣った魚を焚き火で料理する 持ち寄った具材で鍋を囲む  おしゃべり≒ストレス解消  日常・街から出ること 山仲間との交流 一期一会  わざわざ野宿して楽しむ 小屋の方の苦労話・冒険談を聞く 

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