第4回講座(1/9) 足柄・矢倉岳
今回は足柄の矢倉岳でした。今までの集合ではいちばん遠い伊豆箱根鉄道・大雄山駅集合。バスで金太郎ゆかりの足柄の地へ奥に入って矢倉沢停留所で下りて歩き出すと、今回もありました!地元みかん。さっそく補給。麓の神社の境内をお借りしてガイダンス・自己紹介・ストレッチを完了、10時を過ぎて登山開始です。
茶畑を眺め、ツバキが美しく咲く里を離れて、細い林道を歩いてそれが行き止まりになると、山道の急登が始まりました。今シリーズ一番の標高差600mです。汗をかかないように、といつものようにゆっくり歩くこと約2時間。お昼をちょっと過ぎて待望の山頂に着きました。南に噴煙をあげる小涌谷と神山、金時・明神の箱根の山々や西に富士山の大パノラマでした(ふつうは逆コースを辿るのですが、この展開を楽しみに反対側から登ったのです)。
初参加で今回が山登りデビューのMさんのコメント 「山なみのグラデーションがすばらしい!」 東山魁夷級とか!?
今回のテーマは「山の愉しみ方」でした。本シリーズのメインテーマでもあります。どうお話したものかと前日まで悩みましたが、登頂にこだわれずゆっくり歩きを基本に<自分の楽しみを>。<楽しむための心がけ>として危険の認識・体調管理などを。また、<山歩きの機会作り>。宿泊して山での夕方・朝を楽しみましょうなどとお話しさせていただきました。私の愉しみとして拙いながら尺八吹奏のオマケも。
さて、心地よい山頂を堪能して下山へ。頂上からのしばらくの下りは、急、かつ一部ぬかるんでいるところもあり、頼みに握った灌木に棘があったりと苦労させられました。でも、それも山伏平まで(山伏平から右に洒水の滝と正面の稜線に魅力的なトレースが延びていました。いつか辿ってみたい!)。 そして緩やかになった山道を小一時間ほど歩いて万葉公園、足柄峠に到着しました。振り返ると西日に照らされる矢倉岳が立派に見えました。そしてここは静岡県です。関所跡は黒澤明監督の映画「乱」で使ったセットを移築した門も。山伏姿で吹奏する記念スナップも撮っていただきました。後日ご披露できるかもです。
足柄峠からは防人や平将門も越えたであろう足柄古道を、車道に出たり抜けたりしながら下り、段々畑や万葉うどん屋さんを横目に見てバス停のある地蔵堂へ。ときに4時少し前。今回もよく歩きました! 柴犬のワンちゃんに遊んでもらいながらバス待ちして大雄山駅に戻り、小田原駅2階のおしゃれなレストランで小新年会。今回は里芋のフライドポテトが美味しかったです~
本シリーズ初の集合写真を撮りました。富士山も見えますか?皆さんいい笑顔です!
※次回は丹沢 弘法山(2008年2月6日)です。テーマは <地図の読み方 コンパスの使い方について>です。たまに一人で歩いてみたい方には必須、山を愛好される方にいつも人気のテーマです。最高点でも230mほどですのでお気楽に参加いただけます。できれば、地図・コンパスをご用意ください。
※途中で参加される方は、歩き方や服装・靴・ザックについて、どうぞこのブログの「山のノウハウ」の各項をご覧おきください。久しぶりの運動(今回もまたけっこう長く歩いてしまいました)でお疲れになったかもしれませんが、ヤル気とともにお体のケアは大事です!講習会の前後1週間くらいはストレッチや階段の昇降を心がけられて、山歩きのペースに慣れていきましょう!
※当日の講座内容はこちらをご覧ください。←どなたでもご覧いただけます。通期のスケジュールはこちらをご覧ください。*お問い合わせ・お申し込みは朝日カルチャーセンター・横浜 TEL 045-453-1122までどうぞ!
※なお、受講者さんは、歩きにすと倶楽部に入会をご希望されるときは入会金1,000円を免除されます(年会費は3,000円です)。また、入会されなくても歩きにすと倶楽部講習会へ参加の場合、初回のみ会員料金にてご参加できます。*詳しくはTEL 04-2923-4586まで問い合わせください。
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