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2007年12月 1日 (土)

比叡山を歩く!

28日から3日間、太田さんの講習会にて、晩秋の京都、比叡山を歩いてまいりまいた。ご存知のとおり、比叡山延暦寺は天台宗開祖の伝教大師から鎌倉期の法然・栄西・道元・親鸞・日蓮などの各上人を輩出した、高野山と並ぶ仏教の聖地です。そして京都北部のハイキングエリアの玄関口にもなります。今回は宿泊が2泊とも延暦寺会館という山上のきれいな宿坊で、精進料理はもちろん、琵琶湖の眺め・夜景もすばらしかったです。

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初日、歩き始めは紅葉の名所曼殊院から。先週の勤労感謝の日に始まる3連休はたいへんな混雑だったとか。いきなり、幾多の名僧が比叡山から京の町に通ったという裏参道・雲母(きらら)坂の急登で汗をかきました。雨による侵食も加わったとはいえ、すごいえぐれかたです。登り上がると京の町が遠くに見下ろせ、そのまま大比叡(おおびえい)の一等三角点ピークも登頂。私は高校の修学旅行のときに皆から離れて登頂したときのことを思い出しました。

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文殊楼から昭和天皇の「伝教」のご揮毫の額もかかる東塔エリアの本堂・根本中堂へ。急な階段ですねえ。2日目は、根本中堂で朝の勤行をした後、山のほとんどが聖域である延暦寺境内を、東塔・西塔、そして途中、伝教大師の御廟・浄土院、法然上人が修行された青龍寺や千日回峰業の行者が京都御所を参拝するという玉体杉を経て横川(よかわ)まで巡りました。

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西塔の通称「にない堂」にて。苔が美しいです。西塔・横川エリアは本当に人が少なく、ほぼ我々だけで静けさを楽しめました。ほぼ並行して走る自動車道には数本のバスも通いますが、歩いて巡る人のなんと少ないことか。でも歩き遍路といい今回といい、太田さんの企画は古(いにしへ)のゆるやかな時間の流れにのって古刹を巡れるのがいいですね。

喧騒を離れて厳粛な山中を日々歩き回っていると、平安・鎌倉それぞれの来たるべき新しい時代に大乗の教えを広めて、天皇家・京都のみならず日本という国・人々の安泰を仏教の教えで果たそうと尽力された無数の聖人の志の大きさ・ありがたさが、「忘己利他」「一隅を照らす」などの語とともに心に沁み入ってきました。

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3日目はいちばんいい天気になり、横川から尾根筋のピークを越えながら仰木峠まで辿り、紅葉のすばらしい大原に下山しました。「友遊庵」という小さいお食事処で湯豆腐などの定食をいただきました。京弁を美しく・力強くお話になる女将さんの仕切りがユーモラスで楽しく、ときに手厳しく。瀬戸内寂聴さんとの交流といい、女性の悲話が多い大原という土地柄といい、興味深い・・・

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希望者の方々で三千院にもお参りに行きました。美の競演! 拡大して太田さんが見えますか?

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さすが京都。そうだ、「来年も」京都へ行こう!

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